一〇三歳になってわかったこと

こんにちは。
日曜画家のキノ子です。

40万部を売り上げた「一〇三歳になってわかったこと」の著者、篠田桃紅さんの水墨の抽象画の展覧会が虎ノ門の智美術館にて開催されています。

篠田桃紅 昔日の彼方に

103歳で本を出している人がいることに驚き、
大正生まれにして生涯独身を貫いた意志の強さに驚き、
絵画作品をネットで見て筆と空間のコントロールの高さに驚き、
今回は生の作品を見て、自然がそこにあるかのような表現の豊かさに驚かされました。

篠田さんは現在104歳にしてなお現役で制作を続けています。

「104歳の作品として素晴らしい」ではなく「一芸術作品として素晴らしい」と思わざるを得ませんでした。

世界的に有名な抽象画の画家というだけあり篠田さんの書は書の域を超えて草木が生い茂る風景画のよう。
意図して絵のような書を書く人は大勢いますが、書として書いて絵的に見えるのは容易ではないでしょう。

春になり、新しいことに挑戦したい方におススメの展覧会です。

水墨抽象画という分野を切り開き104歳でも日々紙に向かって挑戦し続けている
作家のエネルギーをもらえると思います。

【今週末オススメの展覧会情報】

・「篠田桃紅 昔日の彼方に」
菊池寛実記念 智美術館【東京都】
2017年03月29日~2017年05月28日

篠田桃紅 昔日の彼方に


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