2016年がもうすぐ終わりますね、早いものです。
みなさんにとって今年はどのような1年でしたか?
どんな1年であったとしても、いずれ思い描くような未来が実現した暁には、全ての出来事がそれを彩るエピソードに過ぎなくなる、と誰か(宮沢賢治だったかな)が言っていました。
今年を語るとしたらどのような色付けで語れるのか、そう考えると、今年1年もとても楽しかったような気がします。
さて、年末になったら行かなければいけない美術館がありますね。
国立新美術館です。
六本木にある新美術館では、毎年年末になると、様々な公募展の発表展覧会が開かれています。
今年活躍した人、才能を開花させた人、これから世に認められていくであろう人、新しい才能と出会うチャンスですね。
絵画系の公募展が3つ。
書の公募展が3つです。
その他に、文化庁が支援している「新進芸術家海外研修制度」利用者の成果を発表する「19th DOMANI・明日展」が開かれています。
彼らは、一定の成果をあげた上で、その活動を文化庁から支援されている芸術家だけにどのような感性をしているのか、どのような表現で私たちに訴えてくれるのか楽しみですね。
これら公募展を見にいく楽しみは、その後この中から実際に注目を集め、活躍していく作家さんが現れる可能性があることではないでしょうか。
高校野球で注目していた選手がドラフトでプロ野球入りし、いずれ中心選手として活躍していくのを「自分は前から注目していた」と言えるのと同じような感覚でしょうね。
私は、昨年末この新美術館で開催されていた公募展の受賞者が、今年個展を銀座の画廊で開いていたのを偶然見つけた時にはとても嬉しかったのを覚えています。ご本人は存じ上げませんが…。
心の中で「オレは去年からこの作家を知っている」と、思ったものです。
将来性のある作家を自分の目で見極めてみましょう。
そして、見つかったら私に教えてください。
また、この新美術館の今年の目玉展覧会の一つでもあった「ダリ展」が今週末で(12/12)で終了です。
まだ観ていない方は今週を逃すと、来週はありませんよ。
お気をつけください。
2016年は若冲ブームに始まり、後半にはゴッホ、ゴーギャン、ダリと色々なジャンルの芸術が楽しめました。
来たる2017年はどんな芸術と出会えるでしょうか。
とても楽しみですね。
2017年の主要な展覧会については、今年の最終週に触れてみたいと思います。
年の瀬が押し迫る前に、美術館へ行きませんか?
TAKU
【今週末オススメの展覧会情報】
・未来を担う芸術家たち 19th DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果
https://artue.jp/events/13868
国立新美術館【東京都】
2016年12月10日~2017年02月05日
・ダリ展
https://artue.jp/events/13163
国立新美術館【東京都】
2016年09月14日~2016年12月12日
