芸術の秋到来ですね。
夏に賑わった上野の展覧会もこの9月は少しおとなしめでしたが、10月芸術の秋到来とともにまた賑わいを取り戻しそうです。
今回は、この10月から始まる上野で開かれる大型の展覧会を中心にご案内します。
まずは、10月7日(金)開始の「デトロイト美術館展」。
アメリカを代表する美術館であるデトロイト美術館所蔵の名だたる芸術家たちの名画が一堂に日本にやってきます。
デトロイト美術館を運営するデトロイト市が経済破綻することがなければ絶対に日本には来なかったであろうゴッホをはじめ、モネ、ドガ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、モディリアーニ、ピカソ等々。
選りすぐりの名画52点が見られます。
この機会を逃したらデトロイトまで行かなければいけませんよ。
日本国内巡回展も東京が最後です。
絶対に見ておくべき展覧会ですね。
そして、上野の森美術館のすぐ近く、東京都美術館では10月8日(土)から「ゴッホとゴーギャン展」です。
同時代に生き、1888年の一時期 共同生活を送るなどお互いに刺激し合いながらもまったく異なる個性を持った巨匠二人に焦点をあてた展覧会です。
これを機会にゴッホとゴーギャンを極めてみるといいですね。
上野ではもう一件。
10月15日(土)から国立西洋美術館で始まる「クラーナハ展」。
ドイツ・ルネサンスを代表する画家でありながら日本初となるルカス・クラーナハに焦点をあてた展覧会です。
クラーナハの魅力は、彼が表現する「淫らで艶っぽくも醒めた表情の女性」像とのことです。
西洋美術館のサイトで紹介されている「不釣り合いなカップル」という作品を観てください。
年老いた男の肩に手を回す若い女性。
頬を緩めた男の表情に対して表情に乏しい女性の顔。
目はすぐ前の男を見ているようでいて、実は違う実際には見えない何かを見据えているようですよね。
一緒に居て手を取り合っているようには見えるけれども、内心では何を考えているのでしょうね?
恐いのか…。思い過ごしなのか…。
10月後半は上野だけで丸一日過ごせます。
ゆっくりと爽やかな秋の一日を楽しみたいですね。
上野以外でも、大型の展覧会は開かれています。
今年はこの人がにわかに注目を集めた一年でしたね。
伊藤若冲。
箱根の岡田美術館にて「若冲と蕪村」展が開かれています。
秋の行楽と併せて箱根に行かれた際は是非。
上野と並ぶ美術の街、六本木。
国立新美術館では、「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展、「ダリ展」が既に始まっています。
2つを一度に見られるのは10月10日(月・祝)までです。
六本木ヒルズの展覧会も併せて10月初旬は六本木に入り浸りませんか?
まだまだ紹介しきれないほど魅力的な展覧会がたくさんあります。
全て周るのは難しい。
でも、どんな展覧会だったかは聞きたい。
聞いた中で心惹かれるものがあればそれだけは行けるかも。
お互いに行った展覧会の感想を共有できたらいろんな可能性や選択肢が生まれそうです。
ぜひ、みなさんの感想をArtueで教えてくださいね!!
TAKU
【今秋オススメの展覧会情報】
・デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~
https://artue.jp/events/13166
上野の森美術館【東京都】
2016年10月07日~2017年01月21日
・ゴッホとゴーギャン展
https://artue.jp/events/13167
東京都美術館【東京都】
2016年010月08日~2016年12月18日
・クラーナハ展-500年後の誘惑
https://artue.jp/events/13168
国立西洋美術館【東京都】
2016年10月15日~2017年01月15日
・若冲と蕪村 江戸時代の画家たち
https://artue.jp/events/12648
岡田美術館【神奈川県】
2016年09月05日~2016年12月18日
・日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち
https://artue.jp/events/12532
国立新美術館【東京都】
2016年07月13日~2016年10月10日
・ダリ展
https://artue.jp/events/13163
国立新美術館【東京都】
2016年09月14日~2016年12月12日
