昨日は節分でした。恵方巻きにかぶりつきましたか?
私は、約20年前、静岡県から関西地区の大学へ入学しましたが、その当時、「節分に恵方巻きを食べる」風習は、関西にしか無く、恵方巻き関連のニュースをしきりとやっているのを見て、不思議に思ったことがありました。
今ではスッカリ全国的な行事になりましたね。
コンビニの影響力って凄いですね。
さて、立春を迎え、暦の上では春。
入試シーズンも本格化します。
自分が受験生であった頃、さしたる苦労も無く、難しい理系の問題を楽しそうに解いている天才君、羨ましくなかったですか?
私は、数学が苦手だったので、「数学さえ解けていれば、今頃…」と、いまだに悔やまれます(- -;)
歴史上の天才と言えば、「ダ・ヴィンチ」。
絵画をはじめ、ヘリコプターの構想図まで幅広い分野にわたって才能を発揮していたと言われています。
その一方で、実は、当時同じような科学的研究は一般的であり、ダ・ヴィンチ自身は、それらの多くの研究者たちの成果をまとめていたに過ぎない、とする説も持ち上がってきていますね。
実際のところは、どうなのでしょうか。
ダ・ヴィンチ自身は何を今の時代に残しているのか?
ご自分の目で見て、確認してみませんか?
江戸東京博物館で開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」展で、ダ・ヴィンチが残した真実を見ることができます。
日本初公開の作品もありますので、一度出掛けてみてはいかがでしょう。
また、日本の現代アートを代表する天才として、海外での評価が高いのが、村上隆氏。
六本木ヒルズでの展覧会を始め、数多くのイベントが開かれていますね。
彼の原点は日本画ということは周知の事実です。
でも、村上氏の作風と日本画って今ひとつ繋がりが無いように思いませんか?
日本画と言うと、落ち着いた色合いで、描かれる世界も侘び寂びの世界のような…。
しかし、それは、「作られたステレオタイプな日本的イメージの産物なんだ」と感じさせてくれる展覧会が『ゆかいな若冲・めでたい大観-HAPPYな日本美術』です。
日本美術においても、祭事・婚礼に相応しい吉祥画題が多く表現されてきました。
その中にはユーモラスな表現や幸福感のある情景など、HAPPYな気持ちにさせてくれるものもあります。
それらにも焦点をあてた展覧会になっています。
今まで見過ごしてきた日本画の魅力に気づけそうですね。
最後に、日本のアーティストを一人。
森山大道さん、ご存知ですか?
日本国内のみならず、海外でも活躍され評価されている写真家ということです。
私は、恥ずかしながら存じ上げませんでした。
昨年末からいくつかの展覧会情報が上がってくるのをみて、初めて注目するようになりました。
「アレ・ブレ・ボケ」が特徴とされているようです。
これだけでは、どういった作品なのか、正直わからないので、まずは見に行ってみてはいかがでしょうか。
予備知識無しで、作品だけを見てどう感じるのか。
まだまだ寒い季節。
美術館は年中快適空間です。
街中で見かけたら、ひと休みしていきましょう。
TAKU
【今週末オススメの展覧会情報】
・レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦
https://artue.jp/events/8002
東京都江戸東京博物館【東京都】
2016年01月16日~2016年04月10日
・伊藤若冲生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観-HAPPYな日本美術-
https://artue.jp/events/6703
山種美術館【東京都】
2016年01月03日~2016年03月06日
・始皇帝と大兵馬俑-『永遠』を守るための軍団、参上。-
https://artue.jp/events/6350
東京国立博物館【東京都】
2015年10月27日~2016年02月21日
・森山大道 展
https://artue.jp/events/7608
東京藝術劇場【東京都】
2016年01月23日~2016年02月20日
